【書評】りゅうおうのおしごと
このライトノベルがすごい! で1位ということで読んでみた(ニワカ)
結論から言うと最高に面白いので3巻まで読もう。
内容としては最年少で竜王となった主人公を起点とした、将棋のお話。
ライトノベルだけあり、祖父との付き合いで遊んだ程度でも
難なく読めるくらいにはわかりやすく描写されている。
戦法とかも出てくるので、知ってればより楽しいかもしれない。
- 作者: 白鳥士郎
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: Kindle版
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1巻の表紙に出ている通り、メインヒロインは小学生と色々危うい設定。
そこらへんで拒否感ある人はあんまり向かないかもしれない。
呼んで欲しい3巻のメインキャラクターは25歳なので耐えるのもいいけど、
合わない作品って読んでて苦痛なのですぱっと諦めるのが建設的。
竜王になってから伸び悩む主人公と、
内弟子となったあい(や、その周囲のキャラクター)の成長物語といった感じ。
対戦ゲーを嗜む自分にとっては、
勝ちたいから将棋やってるとか、負けた時泣き叫びたくなるくらい悔しい
といった描写は凄く感情移入できた。
で、肝心の3巻だけど、
将来の進路に悩む人にはかなり刺さるテーマとなっている。
作者が一番書きたかったテーマとあとがきで書くだけあって、熱量が凄い。
あまりの熱量に時間を忘れて読み老けてしまった。
なるべくネタバレを避けたいのであまり内容には言及しないけど、
転職が選択肢に入る20台後半~30台中盤にはぶっ刺さりな気がしてならない。
先週最新刊の5巻とコミックス版の4巻が出たので、勢いも中々。
アニメ化も近い気がするけど、
ハルヒや俺ガイルのように新刊の音沙汰がなくなるパターンが怖い。